嬉しかったこと


数学の教員をしてきて嬉しかったことはいくつかあります。


まだ若かりし頃、ある生徒が「先生は数学を教えてる時が一番輝いてるね」と言ってくれたこと。


確率の単元で、学年をひとりで教えていたとき、中間テストの学年平均点が17点・・・。真っ青になりました。

その時の生徒の言葉。「先生、頑張って!」・・・いや、頑張るのは君たちでしょう!?

なんてこともありました。


3年前のこと、3年間数学を担当してきた生徒が、卒業式の日に「あらゆる問題について様々な角度から思考する力は、この3年間で少しは身についたかなと思っています。」と言ってくれました。

これは嬉しかった。

「数学は思考の学問だから」、「いろいろな問題もベクトルでも解けるし、関数でも解ける。いろいろな角度から問題解決するんだ」などと、授業中に何度も口にしたセリフです。

数学の問題を解くことも教えてきました。しかし、それ以上に問題に対する考え方、取り組み方を意識して授業をしてきた生徒たちだったので、本当にうれしかったですね。