弧度法って便利?
私が勤める学校で教員の採用にかかわっています。
数学の模擬授業で、「弧度法の導入」を行う方がよく言われるのが、「弧度法は便利なんだ」です。
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そこで、授業が終わった後に、「どこが便利なんですか?」と質問すると、ほぼ全員の方が「扇形の面積や弧の長さが求めやすい。」と答えます。
でも、扇形はページの半分も占めない内容で、その後も全く出てきません。
便利さはあまり伝わってきませんね。
なぜ、みなさん口をそろえたように「弧度法が便利だ」と言うのでしょう?
ある程度経験のある方が口にします。
それは、実際に授業をやってみて、弧度法に対して生徒たちが「違和感・拒否感」を訴えるからではないでしょうか?
弧度法の便利さを示すことで、生徒たちの「違和感・拒否感」を取り除いて、スムーズな導入をしたいという思いではないかと思います。
でも、やっぱり扇形では説得力がないですね。
では、どうしたらよいのでしょう? 弧度法の利便性・優位性を示しましょう!!